マグリット展と備忘録Ⅱ


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マグリット展に行った。

ギリシャ哲学、カント、ヘーゲルという思想の流れが絵から感じ取れて、すごく面白かった。

 

ただ、美術館でうるさい客ってどうにかならないのだろうか。僕は絵画については全く詳しくないし、哲学もちょっとかじった程度でカントなんて名前を出すのもおこがましいくらいだけど、それでも大声でまるで見当違いの解釈をべらべらしゃべられると萎えてしまうな。

一番好きだった絵は、「自由の選択」(確か)ってやつと窓に風景画がはめ込まれてるやつ。近代美術は哲学と結びついてるから面白い。もっと勉強せねば。

備忘録Ⅰ


The War on Drugs - "Eyes to the Wind" (Live at ...

 

カントの時間論について

・相対論的にカントの時間論はしっくりこない。

・時間とはア・プリオリに成立する概念であるが、知覚されなければ存在しないのと等しいのでは?すなわち、すべての現象が停止したときそこに時間はあるといえるのか?

・宇宙は一点からインフレーション、ビッグバンを伴い拡大したと考えられる。時空はそこから生まれた?だとしたらその前に時間はなかった?(虚数時間については詳しく知らないのでパス)

・宇宙以前が無だったとして、無から存在が生じた(=変化が発生した)というならそこには時間があるべきである。これはカントの言うことである。となると、時空の発生以前からア・プリオリに存在するア・プリオリな時間軸というものを想定しなければならない。また、無に存在する力(カシミール効果)についても興味深いところである。

・哲学というものに抱く漠然とした不信感、絶望感、ア・プリオリな不完全性の疑い。

Kurt Vile - Wakin On A Pretty Day


Kurt Vile - Wakin On A Pretty Day (Live on KEXP ...

 

新歓で新入生と話していると、音楽が好きっぽい人がちらほらいる。そういうときはとりあえずどんなバンド聴くのって聞いてみるけど、自分が聞かれると答えにくいなあ。

ペインズもBeach FossilsもDIIVもwild nothingもヨラテンゴも好きだけど、一つ上げるには名前のパンチが足りない。難しい。今はシューゲイザーって答えてるけど、冷静にシューゲイザーそのもののファンではないんだよな。

 

まあそんなことどうでもいいや。

純粋理性批判」を読んでいる。ひと月弱で上巻の1/3も読めてない。強敵だ。一つ思ったのは、ア・プリオリな概念に関するもろもろの論証にア・ポステリオリな概念を用いてよいのか。ア・プリオリな概念ってそれ自体が独立して絶対的に成立しているものだから、その説明にア・ポステリオリな概念が用いられるのは不自然な気がする。

まあ全然読み終わってないし、哲学的知識もないし、そもそも読み込みも思索も浅すぎるから多分違うんだろう。違和感持ってるだけで自分の言いたいことすらよくわからん。だからこういうチラ裏みたいなところにひっそり書くのがちょうどいい。

 

ナンバーガールベボベ、Beach Fossils、スーパーカー、その他青春バンドが熱い季節は近づいてる。

Yo La Tengo - I heard you looking


yo la tengo - i heard you looking - live 1995 santa ...

 

ツイッターの音楽アカウント持ってたけど、コミュニケーションをとるのが面倒になって消した。ブログなら見る人も少ないし楽だ。

 

Yo La TengoのI heard you looking

 

どこかで聴いたことあるようなコード進行だけど、懐かしくてエモーショナルなリフが青春っぽい。歌詞がなくても説得力のある曲ってのはメロディーだけでも訴えるものがあるんだろう。

 

大切な曲になりそうだ。